「ホームホワイトニング」と「オフィスホワイトニング」という代表的な2つの施術があります。
これらは「自宅で自分で行う」「歯科医院で歯科衛生士などにやってもらう」という違いだけではありません。
それぞれ、白くする仕組みも、効果も大きく異なります。それぞれの特徴を比較してみましょう!
ホワイトニングが目指すところは、歯の着色汚れを落とすことです。歯の汚れを落としてくれるのは、過酸化物が分解したときに生じる活性酸素です。ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの違いはまず、ホワイトニング材に含まれる過酸化物にあります。ホームホワイトニングで使う薬剤には過酸化尿素が、オフィスホワイトニングで使う薬剤には過酸化水素が含まれています。
そして、二つの過酸化物の違いは、歯に塗られてから汚れを落としてくれるまでの時間にあります。この時間の差によって、効き目が出る歯の“場所”が違ってきます。
自宅で行うホームホワイトニングに使用する過酸化尿素は歯の表面に塗られても、すぐには汚れを落としてくれません。塗られてからすぐではなく、歯の内側まで浸透してから汚れを落とし始めるからです。つまりホームホワイトニングは、歯の表面ではなく、歯の内側を白くすることを目標としているわけです。おうちだからこそ、のんびりできるからこそ、歯の中の方の汚れを落とすことができるのです。
一方でオフィスホワイトニングで使用する過酸化水素は、歯の表面に塗られたら、すぐに汚れを落とし始めます。オフィスホワイトニングは歯の表面を白くすることを目標としています。“オフィス”では、目に見える汚れをテキパキと落としていきます。
当院ではTiON(ティオン)のオフィスホワイトニング、ホームホワイトニングを取り扱っております。
ホーム ホワイトニング | オフィスホワイトニング |
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自宅で行う(マウストレー作製は歯科医院) | 歯科医院で行う |
自宅で2週間、徐々に歯を白くしていく | 施術時間=約60分 1回の施術で歯を白くする |
専門のマウストレーを作製し、そこにホワイトニングジェルを注入して装着 | ホワイトニング剤を塗り、光を照射してホワイトニング効果を促進させる 1回の施術で歯を白くする |
■メリット
■デメリット
■メリット
■デメリット
オフィスとホームの併用(デュアルホワイトニング)で 効果が更に上がります。
■ホームホワイトニング
■オフィスホワイトニング
効果が出るまでに時間はかかりますが、継続するとオフィスホワイトニングよりも白くなります。
また、一度白くなれば、白さが長持ちします。
歯科医院で施術するホワイトニングのことです。ホワイトニング薬を使用します。短期間で歯を白くすることができますが、白さは最高でもA1程度にとどまります。また、白さの後戻りが早いので、維持するためには定期的な歯科医院での施術が理想的です。
1回の施術は2~3時間ほどですが、日々の継続的な施術が必要です。
白さの度合いによっては、実感いただけるまでに、数ヶ月かかります。
約60分(3回ショット)
1~2回程度の施術で実感いただける白さになります。
また、3本のジェルでほぼ白くなりますが追加のホワイトニングジェルが必要な場合、2本4,000円程度です。
メンテナンスの場合は25,000円になります。(いずれも別途消費税)
患者さまのお口の状況によって、白くする方法が限られてくる場合も多々あります。
まずは、歯科医院で歯科衛生士や歯科医師の診断を受けて、ベストな方法を検討することをおすすめします。
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの両方を同時進行で行う施術は「デュアルホワイトニング」と呼ばれています。費用は少し高くなります(60,000円別途消費税)が、外側と内側の両方を白くするので、もっとも短期間で効果的に歯を白くする事ができ、さらに白さが継続します。